御柱御用材、ご高覧あれ。

2016/01/28/ 5:10:25
カテゴリー:立ち寄りスポット


2016年は、7年目毎に開催される天下の大祭『御柱祭』の年。
春の『山出し祭』・『里曳き祭』に向かって、
諏訪大社のお膝元である茅野・原村・富士見・諏訪地方は、
御柱祭一色に染まる。

御柱祭は、社殿の4角の御柱を建て替えるために行なわれる祭で、
長さ約17m、直径約1m、重さ約13tのモミの巨木を、
車もコロも使わず人力のみで引きずり運ぶきわめて原始的な行事だ。
人が乗った丸太を急坂へ落としたり、凍てつくような川を渡ったり、
その豪快さ、過激さで知られている。

その御柱御用材が、辰野町横川の「かやぶきの館」に安置されている聞き、
ひと足早く会いに出かけてみた。 

御柱御用材は、八ヶ岳の御小屋山から伐採・搬出するのが習わしであったが、かつての伊勢湾台風による倒木の影響で御小屋山で御柱候補木が得られなくなり、今回は辰野町の横川国有林から御柱御用材を譲りうけることになったという。

直径1m以上!まさに威風堂々!
紙垂に囲まれた御柱御用材は雪の中で圧倒的な存在感を放っている。

御柱御用材には上社の焼印が押され、
辺り一面に気高く清冽な空気が立ち込めていた。

上社本宮御用材4本、上社前宮御用材4本、
太く、長く、まっすぐなモミの巨木が一同に並ぶ姿は荘厳ですらある。

御柱御用材は、
3月まで「グリーンビレッジ横川 かやぶきの館」前に展示されているので、
ぜひお見逃しなく。

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