師走を迎えて

2009/12/03/ 11:42:38
カテゴリー:四季の彩り・ビュースポット

なんとはなしに急かされているような、
落ち着かない季節。

バタバタと忙しく仕事をする中で、
周りに目をやる余裕もなくなってしまう。

そんな折、『三井の森だより』の編集を担当している方と
一緒に別荘地内を散策。

午後4時30分。

夕暮れの別荘地内は、底冷えがして
カメラを持つ手も凍えてくるが、
それまで見えていなかった発見に溢れていた。


夕日により映し出されたシルエット。手前は槻の池。

天狗岳の上空にひときわ明るいお月さま。

月の中の”うさぎ”までクッキリと見えた。

山並みの彼方、宇宙の果てまで見えるようだ。鳴岩街区より。

「夕焼けの写真を。」と別荘地内を散策。
鮮やかな夕日を堪能した後、事務所に戻ろうとしたところ、
視界に飛び込む、力強く輝くまん丸な月。

慌ててクルマを停め、ベストアングルを探す。
手はかじかみ、頬を赤くしながら
夢中でシャッターをきる。

「忙(しい)」という漢字は「心」を「亡くす」
といった成り立ちだと聞いた。

瞬間、カメラを片手にフッと「心」が生き返った気がした。

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