氷点下の霧が描く、白い芸術

2018/03/15/ 10:47:08
カテゴリー:四季の彩り・ビュースポット, 森暦

例年になく雪が少ない蓼科高原。雨になるほど暖い日があったり、急に冷え込んだり、天気が読めない毎日が続いています。

青空が広がる晴天であっても気温は氷点下という日もあり、冷たい風に乗って霧がやってくると木々に着氷し、白い霧氷が現れとても幻想的。

青空をバックに輝く白い霧氷を纏った木々は、まさに蓼科の自然が描く芸術。

いつまでも見ていたくなるほどの美しさだが、霧の後を追うように冷気が去っていくと、太陽光で霧氷は瞬く間に溶けてしまう。

霧氷は、美しくも儚い真冬の芸術。一冬に数えるほどしか見られない自然現象。遭遇できた時は、とてもツイている。

八ヶ岳農場の牛たちは、一冬にどのくらい霧氷を見ているのか…。

霧に包まれても、霧が晴れても、まったく動じない。

刻一刻と表情を変える蓼科の自然。毎日がドラマチックです。

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